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活動レポート

2021年12月12日

管理栄養士さんのお話 【バランスよく食べて免疫力アップ・1~2歳頃の食事のポイント】

12月の定例会(12月6日)では、管理栄養士の名越さんをお迎えし「バランスよく食べて免疫力アップ」「1~2歳頃の食事のポイント」についてお話しいただきました。「ひまわり」の会員の皆さまには、事前にベジメータでベジスコア(皮膚のカロテノイド量)を測定し、過去数週間の野菜の摂取状態を確認しました。

◎1日の目標野菜摂取量は350g!
小鉢程度の野菜料理を1日合計5皿食べると必要な野菜量がとれる
◎3分の1(120g)は緑黄色野菜(切り口にも色があるもの)をとる。

1.バランスよく食べて免疫力アップ
誰もが健康寿命を延ばしたいと思っており、免疫力アップには毎食「主食・主菜・副菜」&毎日「乳製品・果物」をそろえた食事で栄養素をとることが重要

主食は、ごはん(お茶碗1~1杯半)食パン(1~2枚程度)麺類(1玉程度)
主菜は、肉・魚・たまご・大豆製品(手のひらにのる程度)
副菜は、にぎりこぶし1~2個分(1日で5個分)

朝食にタンパク質を取る。(筋肉量増加に効果的)定期的に発酵食品を取ることを心がけ、食物繊維は善玉菌のエサとなり善玉菌を増加させますので、意識して食物繊維を摂取する。

2.1~2歳頃の食事のポイント
好き嫌いの原因として考えられるのは、そもそもお腹がすいてないのではないか?
先ずは食事の時間を決めてお腹が空いた状態で食事をするように自然な流れを作るようにしてみる。味に慣れてない場合は、無理強いはせず、おいしそうに食べて見せる。食べたくなる工夫をしてみる。また、食に関わらせる(調理過程を見せる・お手伝いをする)ことも効果があります。一度くらい食べなくても、雰囲気や調理方法を変えてチャレンジしてみる。3歳まで(1~2歳頃)は、かみにくいものは、食べやすい大きさ、やわらかさにする。かじりとる体験も大切(前歯はセンサーになっているので、かじりとることで一口量を覚える)大人が食べさせようとするのではなく、少々汚しても手つかみでもスプーンでも「自分で食べたい」を育てることが大切。小さいときはみんなムラ食いをするもの(1食でバランスよくは難しい)遊び食べ対策としては、テレビを消す・おもちゃの片付けをして環境を整え、手洗いや「いただきます」で遊びと食事のメリハリをつける。「食卓以外では食べない」を習慣にする。3歳くらいまでに色々な食べ物に慣らす。食べることが好きななるようにする。「チャンスを作って、気長に待つ」の言葉が心に残りました。

 大人も子どもも1日(子どもは数日)の中で「何を」「どれだけ」食べたら良いか考え、足したり引いたり調節する。「主食・主菜・副菜」をバランスよく取ると良いということが分かりました。「おいしい」「楽しい」の心の栄養も大切にしつつ、健康で豊かな食生活を送りたいと思いました。
 最後に腰や肩に負担がかからない「こんにちは・どっこいしょ」のかけ声で、立ったり座ったり、しゃがんだりの動作のコツをチェックし研修を終えました。


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