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イベント情報

2024年03月01日

2024年5月11日(土)開催読書会のご案内 課題本「死刑について」                                       平野啓一郎 著 岩波書店                            ❤❤❤ 参加者募集中 参加大歓迎 傍聴参加も可❤❤❤

2024年5月

2024年5月11日(土) 開催 名著セミナー主催読書会案内  

課題本

死刑について

項 目

内 容

読書会実施日

2024年5月11日(土)

時   間

13:00~15:30

開催場所

対面とオンライン(ZOOM)の同時(ハイブリット)開催読書会

      対面読書会場は横浜市立中央図書館5階第二会議室

   オンライン(ZOOM)でも、参加できます。

課 題 本 

死刑について

著 者

平野啓一郎

出版社

岩波書店

価格(税込み)

1,320 円

モデレーター

から参加者への

メッセージ

私がこの本を選んだ理由は、重罪犯罪の動機が「死刑になりたかった」という事例がままあることからです。「死刑制度」は犯罪の呼び水なのかという疑問です。本書ではp47 表1に示されています。

 著者は1歳の時、父が急逝し、母の祖父母の家で親戚からも労わられて育ちました。人の死が家族や親戚に暗い影を落とし、心にどれだけ深い傷を残すのか子どものころから体験して感じ、考えてきました。

「死刑は必要だという心情」を持っていましたが、『日蝕』『ある男』『決壊』等々の執筆をする中で「なぜ人を殺してはいけないのか」との問いに向き合い、「人間に対する優しさという、とても単純だけど、大切な価値観が社会に浸透していくことで、孤立し困窮している被害者を社会で包摂し支えていくことが進んでいくのだと考えるようになります。

その発想を持つことが加害者の置かれてきた劣悪な生育環境などに目を向けていくことにつながっていくはずです。劣悪な環境に置かれている人たちへのケアという発想が生まれれば、犯罪の加害者となってしまうのを未然に防ぐこともできるでしょう。少なくとも国はそういう努力をしなければならないはずです。」「『憎しみ』で連帯する社会か、『優しさ』を持った社会となるのか」p102104と問いかけています。

この本は2019年の大阪弁護士会での講演記録に、2021年の日弁連でのシンポジウムでの登壇時のコメントを加えて、再構成・加筆修正を行ったものです。 文体も読者に語りかけるスタイルなので読みやすいと思います。

討議テーマ

以下の設問1~3について討議します

設問1

死刑を存置し続ける日本(p54~57)について、被害者ケアの欠落p59~71 人権教育の失敗p71~75 勧善懲悪・死んで罪を償うという文化p76~81 宗教的な規範意識の低さp79~84   自己責任論p84~92 等々をあげていますが、あなたはどうお考えになりますか。

設問2

著者が死刑制度に反対するようになった理由をp31~53に述べています。この部分を読んでお考えになったことを記してください。

設問3

著者は死刑を廃止する方向への転換を提示しています。以下を読んでお考えをお聞かせください

【海外の事例p94~95】 【死刑を基本的人権から考えるp96~100】 【「憎しみ」で連帯する社会】【「優しさ」を持った社会となるのかp100~104】

設問回答期限

2024年5月8日

設問回答送付先

e-mail:    rliu29816@gmail.com

設問回答要領

回答のみをA4用紙の1枚にまとめて下さい。

参加費

お試し参加、都度参加の場合: 参加費は無料です

正会員入会をどうぞご検討下さい

正会員の場合: 年会費 3,000円(月換算では250円相当)、

        入会費300円(初年度のみ)

問合せ

申込先

どうぞ、ご気軽にお問合せ下さい。

窓口:喜藤 E-mail :kitou.akita1@gmail.com


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