6月7日 港南公会堂会議室で、佐々木孝先生をお招きして、「私達が忘れかけている子どもの心について~子どもと共に育つおとなたち~」の研修講演会を行いました。
佐々木孝先生は横浜市立小学校校長、横浜市教育委員会などに勤務され、退職後は大学の教授、子ども園の講師など多方面でご活躍され、版画絵本なども自費出版されています。
*自然素材や身近な材料で学びをつくる ff;つちのこ主催
*ざっくばらん会等開催
最初に先生のお名前の孝が土ノ子で、“つちのこ”と自己紹介があり、「つちのこ先生」と呼ばれて親しまれ、会の名称の由来にもなっているとのことでした。
折り紙でキャプテンクックの帽子を折り、それが何に見えるか?と見立てて、子どもたちがワクワクした気持ちで学ぶ事が大切! できない子どもは周りの子どものまねっこをして学んでいくとお話がありました。
私たちも船長の帽子を折り、先生が「何に見えますか?」と聞かれ、「植木鉢」「アイスのコーン」等、様々な声があり、和やかな雰囲気でした。ちぎって故障した船になったり、Tシャツになったり、皆で冒険を夢中で楽しみました。
次に「子育ての愉しみ方/キーワード」23項目の中から、会員の希望が多かったテーマについて順にお話しを聞きました。
◎「聞くことは、思いやりのはじまり・・・聞く⇒聴く⇒利く⇒効く」 ・話を聞くことは大切!小さいころから話を聞くことは、話す人に関心を持つことになり、思いやりのはじまりとなる ・何かを極めた人は話の聞き方が上手な人が多い ・最終学歴ではなく、最初学歴が幼児教育では一番大切 |
◎「ほめる」には3つの不思議がある ・ほめるには漢字がたくさんある ・子どもに直接ほめると、自己肯定感ができる ・他人を介してほめると、それ以上に自信がつく ・ほめることに下心はいらない |
◎数を数えられなくても、50人にクッキーを配ることができる ・子どもたちが体験して体で覚えることにより、初めて数字がわかる |
他にも、子どもたちについて、たくさんのお話をして下さり、最後に先生のオリジナルの《へこたれないカード》をいただきました。
《へこたれないカード》のメッセージ
“だれだって つらいとき かなしいときって あるものさ!
そんなとき このカードと おはなしして ごらん?
おうえんしているよ!!”
先生から「つらいとき、ただじっと見て下さい」とのお言葉。
私たち会員一同、時間が経つのを忘れるほど、保育に役立つ貴重なお話をたくさん聞くことができ、有意義な時間を過ごしました。