2025年6月14日(土) 開催 名著セミナー主催読書会案内 |
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課題本 |
暇と退屈の倫理学 |
項 目 |
内 容 |
読書会実施日 |
2025年6月14日(土) |
時 間 |
13:00~15:30 |
開催場所 |
対面とオンライン(ZOOM)の同時(ハイブリット)開催読書会対面読書会場 :下記窓口までお問合せ下さい(横浜市中央図書館会議室の頻度は高いですが)オンライン :尚、(ZOOM)でも参加できます。 |
課 題 本 |
暇と退屈の倫理学 |
著 者 |
國分功一郎 |
出版社 |
新潮文庫 |
価格(税込み) |
990 円 |
モデレーターから参加者へのメッセージ |
はじめに 本書は2011年10月に初版が出版され、その後も読まれ続けられたようで、本書の帯には東大・京大で一番読まれた本だとの宣伝文句・コピーがある。その真相は不明であるが、それでも多くの若者に読まれていると言えそうである。14年経た今も書店に置かれている。近隣の書店では最近も平積みされていた。この時代の問題に敏感な有為な若者が持つ問題意識に本書が応答したからであろう。この読書会に集う私たちの多くは、決して若者とは言えないが、同じ時代を生きるものとしてこの問題意識を共有したいと思う。私たちは、今どのような時代に生きているのだろうか。私たちは、何を為すべきなのかと言う倫理。そのような問題である。トランプ関税などと。本日(4/10)のニュースは株価の乱高下となるなど時代の変化は、眼が回るようであり、その根底に何が動いているのか若者だけではなく、若者ではない我々もまた不安となる。近代文明がもたらした消費文明は、確かに快適さを与えてくれた。飢餓や病からの苦しみもかつてと比較すれば緩和され高齢化を可能とする社会となった。それは、ますます「暇」な時間が総体的に増えたと言えよう。かつてと相対しても同様である。そして、その「暇」の内実である「退屈」をどのように考えるべきであろうか。世界の諸悪の根源に「退屈」があるのだろうか。それともそれは、人間が充実した生を活きるための課題を与えているのだろうか。様々な視点で読み解くことができるであろう。本書は、その「退屈」のメカニズムについて検討している。この時代の新しい生き方を提案しているようにも思える。若者だけではなく、若者ではない我々も我々の視点でそれに応答してみたい。 |
討議テーマ |
以下の設問1~3について討議します |
設問1 |
【起】第一章からの設問です。「暇と退屈の原理論」です。つまり、そもそも論となります。この章では、パスカルの退屈論が紹介されている。さらに、ニーチェ、シュトラウスそしてラッセルなどの退屈論がある。あなたが気になった文化産業やあなたが観察した昨今の退屈の社会現象や退屈論について紹介し、コメントをください。 |
設問2 |
【承転】第五章からの設問です。本書のまさに焦点となります。「暇と退屈の哲学」そもそも退屈とはなにかとあります。焦点は、ハイデッガーの退屈論です。この論を受けながら批判することで本書は、あらたな提案をすることになります。退屈には、第一、第二、第三形式があると紹介しています。あなたは、この分析に納得が行くでしょうか。ご検討ください |
設問3 |
【結】いよいよ結論となる。(389ページから)三つの結論がある。一つは分かること。変化することについて。二つ目は贅沢を取り戻すこと。浪費せよなる。三つ目が環世界の再創造つまり動物になることである。これらの提案についてあなたはどう考えますか。コメントしてください。 |
設問回答期限 |
2025年6月11日 |
設問回答送付先 |
e-mail: rliu29816@gmail.com |
設問回答要領 |
回答のみをA4用紙の1枚にまとめて下さい。 |
参加費 |
お試し参加、都度参加の場合: 参加費は無料です正会員入会をどうぞご検討下さい:正会員の場合:年会費 3,000円(月換算では250円相当)入会費300円(初年度のみ) |
問合せ&申込先 |
どうぞ、ご気軽にお問合せ下さい。窓口:喜藤 E-mail :kitou.akita1@gmail.com |
イベント情報
2025年05月14日2025年6月14日(土)開催読書会のご案内 課題本「暇と退屈の倫理学」 國分功一郎 著 新潮文庫 ❤❤❤ 参加者募集中 参加大歓迎 傍聴参加も可❤❤❤
2025年 6月