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イベント情報

2024年08月07日

2024年10月12日(土)開催読書会のご案内   課題本「コルシア書店の仲間たち」                                       須賀 敦子 著 文春文庫                       ❤❤❤ 参加者募集中 参加大歓迎 傍聴参加も可❤❤❤

2024年10月

2024年10月12日(土) 開催 名著セミナー主催読書会案内  

課題本

コルシア書店の仲間たち

項 目

内 容

読書会実施日

2024年10月12日(土)

時   間

13:00~15:30

開催場所

対面とオンライン(ZOOM)の同時(ハイブリット)開催読書会

      対面読書会場:横浜市立中央図書館 5階第二会議室

   オンライン(ZOOM)でも、参加できます。

課 題 本 

コルシア書店の仲間たち

著 者

須加 敦子

出版社

文春文庫

価格(税込み)

583 円

モデレーターから参加者へのメッセージ

イタリア文学者、翻訳家の須賀敦子が人生で最も輝いた十年に及ぶイタリア在住時代を描いたエッセイ。

1950年代末、高度成長とカトリック改革に沸くミラノ。レジスタンス闘士にして国民的詩人である革新派神父ダヴィデとその仲間達が主催するコルシア書店はカトリック左派知識人と貧困救済に励むブルジョワ婦人たちを二つの中心に持つ共同体として隆盛を誇っていた。卒業後、研究者としての途にまどう著者は遠く聞くコルシア書店に惹かれ、1960年1月、念願の「仲間たち」と出会う。それはまた将来の伴侶ペッピーノとの出会いでもあった。

しかし絶頂期を越えていく共同体の仲間たちには微妙な食い違いがうまれつつあった。ペッピーノの若すぎる死と60年代末学生運動の激流にもまれながら、やがて「仲間」たちにもそれぞれが負わなければならない人生が見えてくる。71年イタリアを離れたとき、須賀敦子の輝かしい時代も終りをつげる。

二十年の時が過ぎ、仲間たちと書店を取り巻いていた友人たちの人生の物語である『コルシア書店の仲間たち』をまとめ終えようとしたやさき、須賀にコルシア書店の消滅とダヴィデの死が伝えられる。

 エピグラフに掲げられた「人生ほど / 生きる疲れを癒やしてくれるものは、ない」との詩句に答えるように、こんなエピローグで作品は結ばれている。

「コルシア書店を徐々に失うことによって、私たちはすこしずつ、孤独が、かつて私たちを恐れさせたような荒野ではないことを知ったように思う。」

エッセイとして、著者のまなざしや日伊の文化習俗の違い、起承転結を工夫したやわらかく深みのある文章などを気楽に楽しんでいただければ幸いです。

討議テーマ

以下の設問1~3について討議します

設問1

 

須賀敦子は「人それぞれ自分自身の孤独を確立しないかぎり、人生は始まらない」と言っています。あなたが最も心ひかれた登場人物(著者須賀敦子も含み複数可)をあげて、彼あるいは彼女の孤独と人生について、あなたが心ひかれるところ、思うところを教えてください。

設問2

 「仲間」、「人生」、「時代」、三つの言葉のうち、いずれかの言葉(複数可)を織り込んだ短いエッセイを書いてみてください。

設問3

本作を読んで、あなたの感じたイタリアやイタリア人、あるいはヨーロッパについてのイメージを自由に書いてください。

設問回答期限

2024年10月9日

設問回答送付先

e-mail:    rliu29816@gmail.com

設問回答要領

回答のみをA4用紙の1枚にまとめて下さい。

参加費

一般:300円  学生:200円

(初回&2回目参加まで無料特別優待実施中)

問合せ

申込先

どうぞ、ご気軽にお問合せ下さい。

窓口:喜藤 E-mail :kitou.akita1@gmail.com


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